私の今年の目標は、「技術書を沢山読む」ことです。
この目標の達成度の確認も兼ねて、今月読んだ技術書の紹介をします。
暗号技術入門 第3版
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/08/26
- メディア: 大型本
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正確には去年の暮れに読みました。
暗号技術について、詳細かつわかりやすく記述されている本だと感じました。
名前だけ知っていた技術の詳細を知ることが出来ました。
特に第4章の「ブロック暗号のモード」から得るものが大きかったです。
正規表現技術入門
正規表現技術入門 ――最新エンジン実装と理論的背景 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 新屋良磨,鈴木勇介,高田謙
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/04/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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主に正規表現の実装について書かれています。
正規表現の実装に関する最初の論文を発表した Ken Thompson がまだ存命で、GoogleでGo言語にも関わっている、みたいなのにすごく興奮しました。
また、正規言語のポンピング補題の説明は、他に読んだ 計算理論の基礎 [原著第2版] 1.オートマトンと言語 よりも分かりやすかったです。
SQLアンチパターン
- 作者: Bill Karwin,和田卓人,和田省二,児島修
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2013/01/26
- メディア: 大型本
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試験の空き時間が4時間ぐらいあって暇で仕方なかったので買いました。
一家に一冊置いておきたい本です。 一緒に開発する人に読むことを勧めたい。
アンチパターンと、それの解決策は勿論、アンチパターンを使用して良い場合も併記されています。
そのため、実際に参考にしやすいと感じました。
一番参考になったのは「2章 ナイーブツリー」ですね。
RDBで木構造を表現する際の様々な方法と、それぞれの長所/短所がわかりやすく述べられていました。
また、「3章 IDリクワイアド」はRails使ってるから仕方ないよなーと思う反面、多対多を表す為の中間テーブルにまでID振らなくてもなーと思いつつ…。
問題にぶつかると「正規表現を使えばいい」と考える人がいる。そして、問題を2つ抱えることになる。 ――ジェイミー・ザウィンスキー (XEmacsやねtsかぺブラウザの開発で名を馳せたプログラマー) P173
このセリフ本当に最高すぎて好き、座右の銘にする。
結局3冊しか読めていませんでした。
もう少し読みたかった…
今は、
- Rubyのしくみ -Ruby Under a Microscope-
- 自然計算へのいざない (ナチュラルコンピューティング・シリーズ)
- 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践
の3冊を読んでいます。
また、SQLアンチパターンを読んで興奮してきたので データベース実践講義 ―エンジニアのためのリレーショナル理論 (THEORY/IN/PRACTICE) を次に読もうかと思っています。